運動によるケガ
ケガの応急処置で早期回復を目指しましょう
こんにちは!院長の西尾です。とてもいい季節になりましたね。
僕はあったかくてこの季節が大好きです。BBQがしたくなります。
ところで最近、運動不足の方が増えているようで、腰痛や肩の痛みを訴えてご来院される方が目立って多くなりました。
健康のためには、やはり運動が大切です。
ただし、運動にはケガが付き物で、リスクを怖れていてはなにもできません。
リスクを取らずに運動をしなければ、筋力不足で別の個所を痛めてしまうかもしれません。
どちらのリスクを取るかで、その後は大きく変っていきます。
そこで今回は、ケガをした際に48時間以内に行っていただきたいRICE処置をご紹介します。
RICE処置について
RICE処置とは、次のような応急処置の内容を指しています。
・R:Rest(安静)まずは安静にしましょう。
・I:Ice(冷却)患部を冷却しましょう。
・C:Compression(圧迫)患部を包帯などで圧迫しましょう。
・E:Elevation(挙上)患部を心臓よりも高い位置で固定してください。
かつては応急処置といえば冷却が一番重要とされてきましたが、現在は圧迫がもっとも大事だと言われています。
応急処置は、受傷後48時間以内に行えると予後にもよい効果が期待できます。
なお、強すぎる圧迫は二次被害につながる恐れがあるので、適度な圧迫を心がけてください。
また、応急処置後はケガの程度に関わらず、すみやかに医療機関を受診するようにしてください。